アドラー心理学の講演会に行って来ました。
先日、アドラー心理学のベストセラー本「嫌われる勇気」の著者の1人、岸見一郎さんの講演会に行って来ました。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/12/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ブログにすぐ書きたかったんですけど、バタバタしていて、考えもまとまらなかったのですぐ書けず。といって、今考えがまとまったかと言われたらそうでもないのですが(^o^;)、時間もできたのでとりあえず、感想などつらつら書いてみたいと思います。
すごい良かったですよ、講演会。今回は、芦屋でママヨガ協会というところが主宰の子育てのためのアドラー心理学がテーマでした。今回しか行ったことないけど😁
でも、やっぱり子育てうんぬんだけではなく、人生全般について広くお話しされたので、聞き応えが物凄くて、私にとっては涙が出そうなほど感動的で鳥肌もののすばらしい時間でした。語彙が少なくてこの感動をうまく表現できないのが残念!
今後、またアドラー心理学関連の講演会に行くこともあるかもしれませんが、これほど感動することがはたしてできるかな?ほんとーーーに、物凄く濃密なひとときでした。
ん~、でも個別の事例についてもっともっと詳しく聞いてみたかった!公開カウンセリングとかやって欲しいー!
というわけで、少しご紹介を。
岸見一郎という方は、哲学者です。子育て期間中は奥さんが教師でしたので、ご自身は自宅で仕事をしたりしながら、いわゆる主夫のような形で子どもさん達と関わっておられました。そして、アドラー心理学を学び、自身の人生だけでなく、子育てにおいてもアドラー心理学をまさに実践されたのですが、そのお話しがとても面白くて。何度も笑ってしまいました(*ノ▽ノ)
アドラー心理学では、他者との関係は対等である、としていて、例え赤ちゃんと親であってもそれは同じように対等なのだそうです。
ふつうに聞くと信じられないかもしれないけれど、赤ちゃんが夜泣きするのに対しても、「すいませんが、そんなに泣かれると僕は仕事ができないので泣きやんで寝てくれませんか」
とお願いしていたそうです。もちろんミルクや排泄以外が理由のときだったと思われます。
そして、そのように接していると、そのうち本当に泣きやんでおとなしく寝てくれるようになったそうです!マジ?
対等ですからね、感情的に怒ったり、脅したりとかもしません。何かしてほしいことがあれば、きちんと相手がわかってくれると信じて、お願いするのです。これは、対子ども、だけでなく、あらゆる他者に対しても同じです。
「~してくれるとうれしいんだけど」
「~してくれると助かります」
「~してもらってもいいですか」
のように、決して命令しません。
こういう風に物事を頼まれると、よほど事情がない限りは、気持ちよくやってあげよう!ってなりますよね、誰でも。
でも、子どもにこのように接するためには、親によほど余裕がないと無理だよなー、とあきらめかけそうになります(涙。
が、
余裕がもてるような心の持ちよう、といいますか。アドラー心理学の基本的な考えの1つがあります。
「いま、ここ」にフォーカスするということ、です。
例えば、今、この瞬間、私は夜中にせっせとブログを書いているわけですが、この瞬間、たった今、というのは、一瞬で過ぎ去って、もう二度と訪れないわけです。
人生というのは、何か先に目標があって、そのために今があるのではなく、今をただ生きる、それを延々と繰り返していくだけだ、というのです。
なので、フォーカスするとはどういうことかと言いますと、要するに
「一瞬一瞬を丁寧に生きていく」
ということ。
子どもがグズってどうしようもない、その時間さえも、とても貴重でかけがえのない時間なのです。
次の瞬間が来るか来ないかわからない。ふつうは来るはずだと思っているけれど、急に事故や事件など、不測の事態が起こることだってあるわけで。
だからこそ、今をただ精一杯生きる。そうしていれば、子どもがここに居てくれる、そのことだけで感謝したくなるぐらいですよね。
頑張って生きるのとはまたちょっと違う気がします。とにかく、今を味わって生きる、といいますか。
うまく言えませんがそんな感じです。
そういう風に丁寧に生きると、子どもがグズっていてもそんなに焦ったり、イライラしたりすることはないように思います。
人生というのは、スタートからゴールという目的に向かって進むのではなくて、
ただ、ダンスを踊るように、踊ることそのものが目的で。だからこそ、より楽しく踊ろう。というように話されていました。
なんか、好きだった村上春樹の「ダンスダンスダンス」にそんなことが書いてあった気がする。
「ただ、踊り続けるんだよ。とびっきり上手く。みんなが感心するぐらいに。」
「ベストを尽くすんだ」
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/10/15
- メディア: 文庫
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あ、思わず貼り付けてしまった(笑)
また、講演会についての続き、書きたいと思います。