七色日記~らくちん子育てで幸せになろう~

チャイルドコーチングアドバイザー。4歳児の母。製菓衛生師。

昔読んでた本

本の話。

昔、といっても高校生の頃とか大学生(中退したけど)の頃…やっぱりけっこう昔か。に、好んで読んでいたのは、筒井康隆とか、星新一ショートショートとか。

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)

授業サボリまくりの高校生のとき、同じく授業サボリまくりのちょっと好きだった先輩が読んでいて、
筒井康隆は天才」って言っていたので、私も「そーだそーだ」と言って、一緒になって読んでいました。本の貸し借りとか、ちょっとワクワクしてましたね~。
まだまだ汚れを知らない文学少女だった私。うそですけど。

日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)

日本以外全部沈没―パニック短篇集 (角川文庫)

筒井康隆は「時をかける少女」が有名なんですけど、それ以外のハチャメチャなブラックな感じとか、難解な文章でハチャメチャな内容とか、もちろん正統派SFもエッセイも全部面白かったです。


旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

ラゴスという青年が一生を通して旅をする話。超能力がすごい。正統派SF。ラゴスがカッコよくてヒーロー物っぽい。


文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)

唯野教授が大学の派閥争いやら教授選やらマスコミ、文壇のドロドロした世界に巻き込まれながら、最終的にほぼ全ての登場人物が精神的におかしくなっていく話。この人こういうのが最高に面白い。大学の講義内容とか難解な文学用語だらけなのに話はハチャメチャ。



内田春菊は漫画家ですが、「ファザーファッカー」を読んだときに当時、これは凄い人だ、と思いました。その後、漫画にもかなり影響を受けた気がします。

ファザーファッカー (文春文庫)

ファザーファッカー (文春文庫)

「幻想の普通少女」って漫画も好きでした。「ふつう」って何だ?そんなもん幻想でしょ。女子高生のリアルな日常にはげしく共感。この人の作品は、エロくて、切ないのが好きでした。
人生とエロが切り離せないように、エロと芸術って切り離せないですね、やっぱり。なんつって。



高校生っていったらやっぱり青春時代なので、
吉本ばなな坂口安吾太宰治寺山修司、とかもよく読んでました。



最近のは読んでないけど、人気の村上春樹も。
春樹さん、とにかくもうノーベル賞なんていらないって言って❗

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)


ラインナップが、偏ってんな~。昔むかしの淡く切ない思い出がいっぱいの本たち。最近は、ほとんど読んでないけど、今読んだらまた違う印象を受けそうです。あ、ちょっと感傷的になってきた。


あの頃は、

「大人なんて」とか思ってた。

現実から逃げたくて、

見たこともない世界をただ夢見てた。