ほめてのばせとか言うけど。
TVネタ。
昨日テレビのタイムシフトで、水曜日の「ほんまでっかTV」見ました。
子育てについて、いろいろ言ってて、「ほめる」ことについてのところが面白かったので、ちょっと書いてみたいと思います。
尾木ママとかは、「ほめるときは結果じゃなく、プロセスを具体的にほめる」とか言われてて、私はふーん、というか、うーん、てなりまして。
全然いいんだけれど、自分も意識してほめるときもあるし、どんなやり方もアリなんだけど、親がガンガンそれ推しでこられるときついな、とか思いました。
みんな子ども伸ばしたいんだろうけど。いや、本当にそれぞれなのでやりたいようにやればいいんですが。
私も、前はいろいろ伸ばしかた?みたいのを、また本とか読んで調べてたんですけど、
子どもって干渉しなくても、勝手に伸びたいときに伸びるんちゃう?と思うようになったので。
今はだんぜん見守り派。好きなことできる環境でさえあればいいかなーと思います。なるべく邪魔せんとこ、みたいな。
期待して、お金かけて、ほめて、あんまり伸びなかったら、どないしましょう?全然何やらせてもいいけど、あんまり「期待しない」でいた方が良いと個人的に思うんですよね。
うちも習い事してますけど、息子がやりたいって言ったのと、私が面白そうだからなんとなくやらせてみたんで嫌ならやめちゃえと思ってて。暇だったし、とかテキトーです。
人って、誰かの期待にこたえるために生きてるわけじゃないですし。
自分は自分の期待にこたえるために生きてるんで。
でも、なんというか、結果だけほめるにせよ、プロセスをほめるにせよ、「不自然にほめる」感じばっかりになるんはどうなん?と思うんですよ。
たぶん、操作してる感じ、誘導してる感じ、子どもだってわかるんちゃう?って。特に私みたいなひねくれた子どもは。ケッ、とか思ってそうだなと(笑)
まぁ、素直な子どもやったら、逆にほめられたいがための行動ばっかりになることもあるやろうし。
私は、
何か感動したからほめるのであって、伸ばすためにほめる、のはなんか嫌、と思ったりします。
そして番組で、そのすぐ後に、
「ほめる」ことの弊害について、別の方が語られてまして。
そしたら、自称めっちゃ誉められて育ったブラマヨ吉田さんが、
「誉められて育ったのに、こんな卑屈な仕上がりになった」
とか言われてたのがかなり面白かったです。
吉田さんは、ほめられた、またはほめられたい、というプレッシャーできつかった、子どものときは、「いい子」を演じていた、という。で、成長して、自虐的なひねくれた大人になったという(笑)
どっちにしろ、今好きなことしてお金稼いでTV出てるから、吉田さん良かったね、って話ですけども。
よかれと思って、意図的にほめられるばかりというのは、けっこうきつい。ほめられないと、自分に価値がないんじゃないかとすら思えてくることもあるかも。そんな気がします。
ちなみに、アドラー心理学やコーチングでは、ほめるということはあまり推奨してません。
ほめるとは、立場が上のものが下にする行為であって、それは傲慢なことだ、人はすべて対等な関係である、というのがアドラー心理学。
ほめるのも怒るのも同じ、相手をコントロールしようとする意図でなされるべきではない、という考え方です。かなり厳しいっすね…
やはり、ほめられたいがための行動というのは、自発的な行動でないから、他者に否定されると挫折しやすかったり、気持ちが続かなかったりするということのようです。
なので、お互いに感謝したり、お願いしたり、提案したり、選択したりすることで、信頼関係を築く。勇気づける。ざっくり言うとこんな感じです。
さすがになかなか難しいので、まぁ、参考までに。
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えてして人生は矛盾だらけである、なんっつって。
ただのドMだったりして。
…
それで、書きたかったのは、ここから。
私はアインシュタイン風の評論家さんが言ってるのがいちばんしっくりきました。
「ほめるというのは存在を認めることだ」
というような話だったと思うんですね。うろ覚えですが(どないやねん)
あなたが、ここにいてくれることがとても幸せだ、と気持ちをただ伝えればいいのだ、
ということ。
うんうん、アインシュタインはん良いこと言うてはりますやん、と思いながら聞いていました。
きっと、大人も子どももみんな、ただ「存在」を認めてもらえることこそが、この上ない安心感と愛を感じさせてくれること、になると思うんですよね。
それも、そういう気持ちが沸いたらふと言ってみる、ってのがいちばん伝わるんだろうな。と思います。
子どもだからではなくて、対 ひと と思って、
感情のままに、ほめたい。
というか、「すごいな」と思ったら伝えればいいし、ただ見ているだけで、笑っているだけで、頭をなでるだけで、抱きしめるだけで、あなたが好き、ってことは伝わるだろうし。ほめるほめないじゃなく、存在を認めているだけ。あなたがいてくれてうれしい。
そうすると、安心して勝手に伸びるものだと思うんです、人って。
能力って大事だと思うから、伸ばしてあげたい、って思うけれど、
根っこに「幸せのもと」みたいなのがないと、きっとしんどいかもしれない。
何しろ、でも、しんどくなってそれすらも受け入れて乗り越えていくのも、素晴らしきかな、ひと、なので。
子どもってそんなヤワじゃない。大人ももちろん。
だから、感じたままにやればいいってところにまたもや落ち着く。結局それかい!ですが。
もし、しんどくなったら、私は旦那に聞いてみたい。
「私がいて幸せ?」
「幸せに決まってるやん」
と、ぜひ言っていただきたいものです。
えっ?(*゜д゜*)とか、躊躇されたら立ち直れるかなー…
何しろ、私の期待にこたえるために旦那も生きてるわけじゃありませんからね…
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