七色日記~らくちん子育てで幸せになろう~

チャイルドコーチングアドバイザー。4歳児の母。製菓衛生師。

心を開くのは怖い、のクセ

この前、母と話していたら、母の昔の話になりまして。

うちの家族もいろいろ葛藤がありましたが、

基本的に母はわりと素直な人で(昔は怖かったけど今は丸くなりました)、私が心理学の話をしていくうちに、プチカウンセリングみたいな感じになってきまして、それをすんなり受けとめてもらえるようになりました。

 で、母が高校生の頃の面白エピソード?が出てきたのでその話をしてみます。


私の祖母、つまり、母の母は
母が子どもの頃に寝たきりになり、ずっと病院に入院していました。それで、高校生だった母がちょくちょくお世話しに行っていたんですが、

相部屋だったので

同じ部屋に他にも患者さんがいてて、

その人のお世話も母がしていたそうなんです。何となーく手伝ってしまったりしたのがきっかけのようなんですが。

で、母はそれが実はすごいめんどくさかった!(笑)

んですが、何となくやりはじめてしまったし、やめるにやめられない。
 で、その人にも、ものすごい感謝されて、「いい子」だと誉められて気に入られていたそうで、余計にお世話を続けないわけにいかなくなったんだそう。

 ある時、祖母にそれを愚痴ったところ、

うちの祖母は、寝たきりのくせに、超毒舌で、言いたい放題の人だったらしくて、

それを、その方にバラしちゃったんだそう。

「うちの子がこんな愚痴言ってたよ」

って!しかも母の前であっけらかんと(笑)

 そしたらまぁその人は傷つきますよね。完全に善意で世話してくれてて、なんていい子だろう!って思ってたのが、
陰でそんなこと言ってやがったのか!

って。

すごい険悪になって、母はそれから病院に行くのがものすごい苦痛だし、

「なんでそんなことバラすねん!裏切られた!」

という祖母に対する怒りが沸き~の。

そして

「自分の本当の気持ちは言ったらダメなんだ」

「こんなこと(愚痴とか)思う自分はダメなんだ」

と、「いい子」でいられない自分を責める気持ちになり~の。


このようにして

思春期だった

母の心は閉じられた、バタン。

まぁ、閉じられたかどうかわかりませんが、

母曰く、「教訓」になったんだそうな。

「本音は言っちゃダメなんだ」

という教訓。


で、それを聞いていて、私はニヤニヤしながら、

「それは、おかんがイヤイヤお世話してるから、
イヤイヤだったらやらなくていいんだよ、って言ってくれただけやね」

「逆に本音を言っちゃえ、ってことだったんじゃないの?おばあちゃん、さすがやな!」

と、言うと、

「ええ~!そうなんや!

…そ、そうか((( ;゚Д゚)))」

母、笑う。私はニヤニヤが止まらず。

私のおばあちゃん、正直者!

空気読まないねぇー!ヒューヒュー!

と私は思い、

母は思い込みをひっくり返してびっくりしました、という話です。



とまあ、こんな感じで

本音を言うと、ダメなんだ!と、思いこんでしまうと、

自分の気持ちを置いといて、

まず、世間体やら、他の人にどう思われるか、

また、善か悪か

が、行動の基準になります。よく言う

「思いぐせ」ってやつです。

「いい子」に思われたいから、

自分の気持ちにバツをつけて、なかったことにして、行動すると、

一見うまくいったように見える。

でも、後でモヤモヤしたり、怒りがめばえたり、

ものすごい自己嫌悪に陥ったり。

たまに裏切られたり(笑)

あ、笑ったらアカンか。まあいいか。



それは、

「自分の本当の気持ち」が

「ココニイルヨー‼」

と、叫んでいるのです。

「置いていかないで」
「フタしないで」
「寂しい」
「苦しい」

と、自分自身に訴えかけてきている。

全然人ごとじゃなくて、

私も、モチロンまだまだあります。


不安になることも、怒りが沸くことも、

自分を責めたくなることも。


そういう時には、

「それは嫌やったねー」
「そりゃ悲しいわー」
「寂しかったよねー」

と、自分の感情の味方をするんですね、先に。現状をどうこうしようとしない。

これが、

感情にフタをせず、感じきる

ということだと思うんです。

まるで、お母さんによしよしされているかのように。自分の感情に向き合ってあげるのです。

思い出すのも、考えるのもイヤでフタをしていた感情にいちど向き合って感じきってみると、

自分は自分の味方なんだな、と気づいて、

いつか、その辛かった気持ちも、いとおしいぐらいに思えるかもしれない。
感情が浄化されると、心が軽くなります。

 ありのままの自分を受け入れる、というのは、

自分の感情や思いをそのまま、自分が認めてあげるということだけでも、けっこうOKなんじゃないかな、と思います。

思いぐせが出てきたら、

「あ、また出てきたなー」

ぐらいに思ってれば良くて、現状をどうこうしようとせず、

そういう自分を責めないようにするだけで、

とても楽になります。

「別にそれでもいいんだ」

と、自分に自分で安心する。

どんな気持ちを持ってもいいし、感情を持ってもいい。

イヤなことはやめればいいし、

やりたいことはやったらいい。

それでまた、安心のフィールドを広ければいいし、別に狭いまんまだっていい。

人の心は、本当に自由で、

誰もそれをコントロールできないから。

心は、あなただけのもの。私だけのもの。

生きてるだけで、本当にオールOK。

だから、ほんまにやりたいことしかやらない

子どもとか、うちのばあちゃん、

神やな!って思います。
ばあちゃんはほんまに天に召されましたから、まぁ仏ですね♪
るん♪っておかしいやろ。


私も、神に近づけるよう頑張ります!

いやいや、頑張らん!

とりあえず、ヘラヘラしながら生きます!


ヘラヘラとアメブロもやってます~♡
イベントなどの告知は主にそちらで
やってます。

6月から、神戸市垂水区で、カフェをやる
予定です。

また、詳細が決まりましたら、

このブログでもお知らせします!