スポットライト。悩みをなくすには。
今日は真面目なかんじです。
アドラー心理学の本の紹介をたびたびさせてもらっているのですが、
先日も、アドラー心理学のベストセラー本
「嫌われる勇気」を書いた、岸見一郎さんの講演会が近くであったので行ってきました。
そこで、「メールをいただけたら、個別に詳しくお話しますよ」と、おっしゃっていたので、ちょっと勇気を出してFacebookでお友だち申請&メッセージを送ったところ、
快くお返事していただき、お友だち登録させていただけました。ちょっと自慢です、いやかなり。わはは。
岸見さんのこういう気軽さ、隔たりのなさが、好きです。有名な方にも関わらず、どんな人に対しても「対等」だというアドラー心理学を完全に体現されていて、本当に素敵な方だなぁと思います。普通にそこら辺にいる、気の優しいおじいちゃんのようです(笑)失礼かな?
それ以来、かなりお忙しい方にも関わらず、メッセージで主に子育てについて、質問をさせてもらったりしています。アドラー心理学はコーチングの基礎となる考え方なので、聞けるものならいろいろ聞きたいと思いまして。ちゃんと答えてくれるのがスゴいです。ちょっとした勇気って大事です。まさに嫌われる勇気。
というわけで、前置きが長くなりました。
アドラー心理学は、というか、
「嫌われる勇気」は本当にわかりやすく、今までの固定観念を完全にひっくり返してくれる素晴らしい本です。
自分に自信が持てないとか、ネガティブ思考とか、そういったものをとても理論的に根本からくつがえしてしまえる、というのが
この本の持つ力だなぁと、思います。
そして、タイトルのスポットライトについて。
ある意味、とても厳しいことだけど、悩みというものは、
「今、ここ」を生きないための逃げ場でしかないのです。
どうせ「今」という瞬間にしか、人は生きられないのに。
一瞬先がどうなるかすらわからないのに。
「過去」や「未来」に何かを求めて悩み、安心を得たいと思い続けるのは不毛なことだと、私は思います。
そこに安心を求めたところで、結局は、不安や恐れしか得られないという結果にもなりかねません。
一瞬先がどうなるかなんて何の保証もないわけですから。
「安心」も「今ここ」においてしか、感じられないものです。
だからこそ、「今」という瞬間に強烈なスポットライトを当ててしまえばいい、
そうすれば「過去」も「未来」も暗闇で、「今」しか見えなくなります。
「悩む」ということは、過去や未来にうすぼんやりとした光りを当てて
「今この瞬間」を生きようとしていない、
ということの証拠でもあるのです。
だから、どうすればいいのか、というと、
ありきたりだけど、
「今この瞬間を精一杯生きる」しかない。
とりあえず、
このブログを書いている今この瞬間、
私は命を奪われることもなく、とりあえず居場所があって、間違いなく生きている。家族もいる。これはどう考えても幸せなこと。
人生を悩みながら、退屈しのぎのように生きるのか、
平凡で、凡庸で、不完全な自分であっても、
「今ここ」を一瞬一瞬楽しみながら生きるのか、
人はそれを自由に選んでいるし、これからも選ぶことができるのです。
そこには、環境や性格はなんの関係もない。
一瞬一瞬を、ただ選択し続けているだけ。
これが、腑におちると、
「悩み」は、ただの逃げ場なのだな、
ということが、よくわかるのです。
「今ここの自分」から逃げて、
「過去」や「未来」に逃げ込んだところで、
そこに「幸せ」はないし、
どんな答えも存在しないのです。幻のようなもの。
そして、この考えを採用するかしないかを選ぶのも自由です。
自由である、ということも、また幸せ。
人が「幸せかどうか」という基準は、
結局のところ、「すでに幸せである」ということに
気づくか、気づかないか、
それだけなのです。
すごいお金持ちでも幸せじゃないと思っている人はいるし、
家族にとても愛されていても、それだけでは幸せじゃないと思っている人もいるし、
何も持ってなくて、独りぼっちでも幸せだと思っている人もいる。
「幸せ」になりたかったら、本を買ってきて読むだけで、または誰かのブログを読むだけで、本当は簡単に、幸せになれます。
自分の腑におちさえすれば。
アドラー心理学でもいいし、心屋仁之助さんでもいいし、引き寄せでも、スピリチュアルでも、NLPでも、コーチングでも、斉藤一人さんでも、さとうみつろうさんでも、ワタナベ薫さんでも、いろんな自己啓発本でも、
いろいろな人が、「楽に幸せに生きる方法」をちゃんとおしみなく書いてくれていますし、講演会やカウンセリング、セッションもしておられます。
心屋仁之助さんに至っては、オープンカウンセリング、といって、無料で、というか料金はお気持ち制(自分で値段を決めて払える)で、
心屋式カウンセラーの方のカウンセリングが全国のあちこちで受けられます。
宗教と勘違いしておられる方もいますが、それはそれで面白いからいいらしいです(笑)心屋式の心意気はんぱねぇです。
行動するか、しないかも自由ですが、
しんどいのであれば、何でも手当たり次第やってみる価値はあると思います。
「幸せ」か「不幸せ」を決めているのは、
自分でしかありません。
他人がどう言おうと、どう思おうと、その人自身が「幸せ」と思えるならば、それは
「幸せ」です。
他人の人生や、過去や未来を生きようとせず、
本来の自分を今ここを意識して生きる、
と、決めれば、即「幸せ」になれます。
心がしんどい人は、本を読んだり、心理学とかそういうことを勉強したりして自分に落としこんだ方が、病院行って薬もらうよりも、たぶん効果的だと思います。
せっかくの人生ですからね。
不安や恐れだけで生きるのはもったいない!
楽しく、好きなように生きると決めちゃえば、本当に楽です。
ありきたりだけど、ありきたりって不変のことです。
そして、悩みがあっても幸せです。
安全で、退屈だから、悩むんですから。
生きるか死ぬか、やるかやられるか、みたいな切羽つまった状況の時は、とにかく生きることに精一杯で、悩むことすらできませんからね。
「嫌われる勇気」の紹介は3回目。どんだけ好きやねん。
- 作者: 岸見一郎,古賀史健
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